ライブづけの至福の一日だった。
大音量で絶え間なくズシズシ響くあの感じ。
どこにいてもリズムに揺さぶられる。
ちょっと雨に降られたのもまた楽しく。
こんなに音楽を楽しめたのは
その日までに開き直れていたせいでもある。
一時はもう本当に誰とも触れ合いたくなく、
仮病でドタキャンすることも考えた。
かっこつけることに疲れ、ぶりっこな自分に嫌気がさし、
演じようとしている像とは裏腹に端々でこぼれ出る自分のいやしさにビビり、
なんかもうどうしたらいいのかわからず、
当日が来ても意識しすぎて一言もしゃべれない気がしていた。
最近、特別に思われたい欲求がようやくふっきれた。
何かを期待するのはおさまった。
おかげで、まあ普通にぶりぶりせずにしゃべれるようになってきた。
調子づく必要もないけど、普通に明るくしできる。
あはは、当り前のことなのにね。
フェスにまにあってよかった。
また血迷うときがくるだろうけど、とりあえず今は冷静だ。
さてさてフェスについて。
5人していったのだが、今までのつきあいでカラオケとか行ってわかってたけど、
やはり目当てが私と他の4人では正反対らしい。
私以外のメインは当然ミスチル。
メインステージの方に場所取りして、サブステージの方へはまったく行く気なし。
私はどっちのステージも見たい出演者がちらほらいて、一人で行ったり来たり。
つの2つのステージがまた結構遠いからなかなか大変だった。
迷子になるくらいの人人人で、いったん離れると場所取りしてるところを見つけるの一苦労。
だけど、この単独行動の時間にけっこういやされた。
遠慮なく意識することもなく音楽に聴きいれる。
まわりは100%他人。
そんでメイン側に行けば戻る場所があり。
なかなか良いバランス。
毛嫌いして自分からは絶対聴かないミスチルも、数日前から結構楽しみになってた。
この大人気バンドのライブに参戦するなんて滅多にない、というこか一生ないから。
おとどしのオレンジレンジの時も会場のあまりの一体感に驚き、楽しかったことを思いだしたし。
興味あるなしとはまた別に、つれと一緒に同じライブを共有できるってことが大事なきがしてて。そんなつもりでミスチルもまっきーも思いっきり乗ってみた。行く前に、「Gift」を予習したりして。
まー、つれといるとやっぱり乗ってる自分の姿がどう映るか、どう思われているかなどなど意識しちゃってバリバリ雑念まみれなのがイタかったけど。まーそれでもできるだけそんな意識をムシしようとがんばった。自意識過剰はいろいろと不便だ。
下心をすてたら、あの人ともちょっと普通に話せて、変にぶりっこすることもなく、おかげで後悔もかなり少なくて、とてもラクだ。
ぶりっこってなんだろうな、この年で。まったく。
まあいい。
思えば、この腐れ縁のメンツで自分の得意分野で遊んだのってはじめてかもしれない。ドライブしても旅行的なことってとんと無知だし、世間話しても私は経験不足でいつもついていけないし。勝手知ったる分野で遊ぶと安心感があったのは確か。分からないことが特にない、自分なりの目的がある、みたいな。いつも自分だけわかってないというパターンが多く。彼らの意思疎通についていけない、ということなんだが。
音楽のことだけ話すと。
まずはしょっぱななのNico touches・・。
これから、もっとはまりそうだ。
9mmに足りない自然体のかっこよさがあるとみた。
クールなのだ。
しびれるのだ。
お次は9mm・・。
あ、彼のトークちょっと引く、っておもっちゃったよ。
ぶってる感じはぬぐえない。
あのきざなお辞儀はやめて~。さほどキマっていないぞ。
しかし、ライブはあつく狂おしく。
あの声はやっぱり好き。
しばらくおっかけてみよう、と改めて思った。
くるり。
この猛暑に、この野外フェスで、その選曲はどうなんだろう、って思ってしまった。
アナーキーではじまったのはよいとして、
その後の上がりきれない感じのラインナップ。
最後、ロックンロール、ワンダーフォーゲルでなんとか上がって終われたけど。
私は個人的にちょっと消化不良。
ここはガシガシとテンション上げさせてほしかったなあ。
リップスライム。
この日一番のライブだった。
前々からリップのライブは行きたくて、チケットとれなかったり、前回のフェスでは私が参戦してない日にシークレットゲストで出演して悔しい思いをしたり。
念願の生リップ。
やっぱり、おもった通り、ひたすら楽しませてくれる。
下手なうんちくとか全くなし、人生楽しむことだけを追及してるようなそのスタンス全開で。
これくらい現実を忘れさせてくれるノーテンキかつかっこよいミュージシャンもなかなかいない。
電気グルーヴ。
暑さに負けてステージ移動あきらめようか、と迷ったけど、「エキスポヒロシマ」がかすかに聞こえてきて、これは行かなきゃ後悔する予感。急いでむかってなんとか2曲目の終わりくらいにたどりつく。一人で、しかも端っこの方で眺めてたのに、もう異常にたのしく。あんなに自然に体がおどちゃったのってはじめてかも。笑えるしのりのりだし。大満足だ。次に広島へライブきたらぜったい行こうと思った。
まっきー。
フェスが似合わない。とにかく似合わない。きもおかしいトークがまたフェスっぽくなく。それも含めて総合的に非常にたのしいライブパフォーマンスだった。
ミスチル。
でーたー、ミスチルー、ってかんじで。もう別格の盛り上がりムード。暑苦しい、純粋人間ばりばりのトーク。あー、この人ホントあたしは冷めるなあ、と内心思いつつ、顔に浮かぶ苦笑いを楽しい笑いに変えながら、開き直ってたのしんでみた。気持ち的にはまったくうっとりせんけども、このフェスという大規模な野外フェスの大規模な一体感みたいなものに、非常にわかりやすく少々知らなくてもしっかりのれるミスチル音楽のリズムに身を任せてひたってみた。
音楽の一日。
それだけでさいこうだったな。